遺産相続手続き代行 オールサポート相続モール

遺産相続手続き代行 オールサポート相続モール

遺産相続手続き代行 近畿圏を中心に全国対応

0120-582-290

電話受付時間 : 平日10:00〜18:00 休業日:土日祝

メール対応は24時間受け付けております。

お問い合わせはこちら

遺産分割前の賃貸不動産の賃料は遺産分割後、誰のものになるか

賃貸不動産の相続みなさま、こんにちは遺産相続手続きの相続モールです。
本日のテーマは遺産分割前の賃貸不動産から生まれる賃料は誰のものになるか?です。

相続財産の中に賃貸不動産があった場合、それを遺言書に従って、または遺産分割協議により決定してだれが相続するか決定します。
基本的に遺言書が無い場合は、遺産分割協議により決定する事になるのですが、遺産分割協議を49日過ぎから始めた場合や協議自体が長引いている場合、その間にも借主さんから賃料が入ってきます。

遺産分割が行われるまでの相続財産は相続人全員で共有状態といことになりますので、そこから発生した賃料も相続人全員で共有となるのか?はたまた遺産分割の効力が相続発生時まで遡って発生するという決まりを使ってその賃貸不動産を相続した相続人が賃料もすべて相続するのか?

判例では以下の様になっています。

事例

被相続人の配偶者と子が相続人の場合において、賃貸不動産が共同相続状態になっており、その間の賃料に関しては不動産の帰属後に清算しようという事で賃料管理のための口座を開設した。
その後遺産分割がなされ当該賃貸不動産の帰属が確定したが、賃料管理用の口座にある2億円を巡っての争いが起こった。
この2億円を法定相続分により分割し合場合には配偶者の取り分は1億円となるのに対し、遺産分割により取得した賃貸不動産の賃料相当額とした場合は1.9億円となる。
そこでまず争いのない範囲で分割したのち配偶者は残りの9000万円に支払いを求めて訴訟を提議した。

なんだかややこしい話ですがつまり
遺産分割が行われるまでの相続財産は相続人全員で共有状態といことになりますので、そこから発生した賃料も相続人全員で共有となるのか?こちらが正しいとされた場合は、法定相続分により分割し合場合には配偶者の取り分は1億円
遺産分割の効力が相続発生時まで遡って発生するという決まりを使ってその賃貸不動産を相続した相続人が賃料もすべて相続するのか?こちらが正しいとされた場合は、遺産分割により取得した賃貸不動産の賃料相当額とした場合は1.9億円 という話です。

裁判所の見解は以下のようになっています。

遺産は、相続人が数人ある場合には相続開始から遺産分割の間は共同相続人の共有に属するものであるから、この間に遺産である賃貸不動産を使用管理した結果生ずる金銭債権たる賃料債権は、遺産とは別個の財産というべきであって各共同相続人がその相続分に応じて分割単独債権として確定的に取得するものと解するのが相当である。
遺産分割は相続開始時に遡ってその効果を生じるものではあるが各共同相続人が分割単独債権として確定的に取得した上記賃料債権の帰属は後にされた遺産分割の影響を受けないものというべきである。

結果としてこの裁判判例では、遺産分割が行われるまでの相続財産は相続人全員で共有状態といことになりますので、そこから発生した賃料も相続人全員で共有となるのか?こちらが正しいとされました。
その理由は、賃料債権は賃貸不動産とは別の相続財産で遺産分割よりも前に各相続人が既に確定的に取得していると考えられるためです。

Return Top